2011年4月3日 AM7:30
Mはトラディショナルお遍路スタイルを身にまとい44番札所大宝寺の駐車場に降り立った。
札所を目指し山に入ると、お地蔵さんやその類いの石像が無数に現れ、それらは巨木同様苔むしていた。山にある札所はいつもだいたいこうだ。
奥へと進むにつれ、日の当たらないその場所はとても寒く、あたりには鳥の鳴き声、そして金剛杖についた鈴の音だけになった。
巨木のカーブを折れると奥に山門が見えた。
札所にはまずだいたい山門があり仁王像がお遍路を待ち受けている。これが見えると着いたなという気持ちになる。山門の前で一礼し中に入った。
44番札所大宝寺は西暦701年(大宝元年)に百済の僧が草庵を結び十一面観音を安置したことがはじまりとされている。
長い石段が現れた。札所はいつもだいたいこうだ。