「お気をつけて、いってらっしゃいませ」 ふぅ、今日はこれで勤務終了、朝だ。
去年の年末、ある計画を思いついた2人の男、SとMにより松山に送り込まれた。
そういえばさ、松山にどうやって行く気?
え、飛行機じゃないの?
それ普通じゃん、チャリで行けよ、決定ね!
え、ここからどんだけ遠いと思ってんですか?
無理なの?無理ならいいよ。
無理じゃないし、俺を誰だと思ってんの?俺は大きなリュックを背負っ・・・
そんなこんなで、まんまと東京から松山までチャリで
松山につくとMによりすでに住む部屋が用意されていて、彼らは事務所だと主張するが・・・
あと仕事も用意されていて、それがホテルのフロントの夜勤とキッチンの掛け持ちだった。
Sによると、ここでしっかり料理の技術とお客様へのおもてなしを学ぶんだ!と
理にかなっているなとついつい納得してしまった。
なんか事を上手く進められているような気もするが・・・
夜勤明けは自分へのご褒美としてカフェ巡りをすることにしている。
今日は天気が良いので、街の中心にある商店街あたりを散策してみることにした。
チャリを止めて歩いていると、ふと小さな木製の看板に手書きでカフェの文字を見つけた。
そこから細い階段が上へと続いていて、一瞬入るかどうか躊躇したが、良い隠れ家というのは・・・と自分に言い聞かせながら階段を上った。
中にはいると、店内はこじんまりとしていて、笑顔の素敵な男性と女性の二人のスタッフ
「いらっしゃいませ!当店ははじめてですか?」
夜勤明けの眠気、小さな看板、大丈夫かなと上ってきた細い階段
スタッフの明るくて元気な笑顔とその言葉がすべての不安を消し去った。
やさしい色の内装、可愛らしい椅子
森ガールのような女性が座って読書でもしていたら恋に落ちてしまいそうな雰囲気
音楽も心地よいガールズポップ
シンバルスやクラムボンの影響を受けているのだろうサウンド
天気の良い昼下がりのBGMには最高だ。
席につくと丁寧にお店の説明をしてくれた。
コーヒーと焼菓子に力をいれているらしい。
自慢のコーヒーとマフィン&スコーンを頼むことにした。
ここの焼菓子は粉本来のおいしさを感じとってほしいとあえてバターを使用していない。はじめて食べたが、確かにいける、ヘルシーだ。
コーヒーもこだわっているだけあってが美味い!!
モカのみを使用していて、この焼菓子との相性は最高。
ブラックでも甘みが充分あり、口いれた瞬間に新鮮さを感じる。
美味しいコーヒーと焼菓子、親切なスタッフにとても満足
心のこもった一杯で長かった一日を終える。
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